駅伝大会出走の背景「襷を繋ぐ経験を子どもたちに」aile代表の学生たちへの想いとは

福岡県内で活動するランニングクラブ『aile RUNNING CLUB(エール ランニングクラブ)』マネージャー 兼 広報担当の住吉泰地(すみよしだいち)です。

年末から冬にかけて、全国各地で「駅伝」が盛り上がりましたね!正月の箱根駅伝をはじめ、アスリートたちの激戦が繰り広げられました。

そんな中、aileのジュニアクラスのメンバーも、12~1月の間に、各地の駅伝大会に参戦しました。
12月の「第19回西日本中学駅伝競走大会」では女子チームが準優勝!男子も最後までガッツを見せてくれました。
大晦日には、県内の学校教師が有志で開催している駅伝大会にチームで参加しました。大濠公園で2023年ラストの走り納め。
2024年最初のレースとなった「大牟田駅伝競走大会」。初参加のメンバーが多い中で、しっかり襷を繋げました

「第40回福岡市中学校新人駅伝競走大会」では、aileメンバーのうち5名が区間賞を獲得!練習の成果をいかんなく発揮しました。
中学生のaileメンバーを各地の駅伝大会へ参加させる背景には、代表・藤井翼の並々ならぬ想いがあります。

藤井)駅伝は、違う学校の子たちが協力して襷を繋ぐことで、協調性・チームワークを育むことに繋がっていきます。襷をつなぐ経験がその後の走りにも影響し、いままで以上に練習に気合いが入るような学生もたくさんいるんです。いままで駅伝は、学校の部活動で参加するのが一般的でした。いまは状況が変わり、部活動の地域移行が進んでいく中で、クラブチームでも参加できるようになりました。
aileとしてさらに活動の幅を広げ、子どもたちの成長に貢献したいという想いで、駅伝はもちろん、各地のロードレース出場や遠征合宿を企画しています。自分が中学3年生のとき、顧問の異動で指導者がいない時期がありました。教えてもらえる環境がない中で競技を続けるのは本当に大変なことです。
いまの中学生たちには、自分と同じ境遇になってほしくないと思っています。陸上競技を通じて、競技者としても人間としても成長できるよう、支えていくつもりです。学生たちの姿をみると、どんどん成長していることを強く実感します。「もっと上を目指します!」と宣言する子もいて、将来が楽しみです!
子どもたちがどんなに陸上競技を頑張りたいと願っても、競技に関する専門知識を持った先生・指導者が学校にいなかったり、そもそも学校に陸上部自体がなかったりする実態をよく耳にします。
もっと速く走れるようになりたいのに、陸上に打ち込める環境がない…そんな悩みを持っている学生の受け皿になりたいと思って、aile RUNNING CLUBは発足しました。これは、代表の藤井自身が学生時代に感じていた悩みであり、陸上部に限らず多くの学生が直面する悩みです。競技者としてはもちろん、これからの人生において、中学生活はとても貴重です。3年間を意義あるものにしてもらいたい!

私たちaile RUNNING CLUB/ItoiXは、駅伝だけでなく陸上競技全般を通じて、子どもたちの可能性を応援し続けます。